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2026/07/07口腔外科「忙しいから親知らずは後でいいや」が、実は一番危ない理由
「親知らずが少し気になるけど、痛くなったら抜けばいいし、今は忙しいから後回しでいいかな」。
実はこの「忙しくて親知らずの抜歯に行けない」というお悩みは、当院にも本当によく寄せられます。気持ちはとてもよく分かりますし、すべての親知らずを無理に抜く必要があるわけではありません。ただ、「後回しにする」という選択には、知っておいていただきたいリアルなリスクもあります。今回は、放置した場合に起こりうる経過と、忙しい方への現実的な対応策をまとめました。
そもそも、親知らずは全員抜く必要があるの?
いいえ、そうとは限りません。
抜歯が必要になるのは、主に次のようなケースです。
- 生え方が悪く、隣の歯や噛み合わせに悪影響を及ぼしている
- 親知らず自体が、重度の虫歯や歯周病にかかっている
逆に、正しい向きでまっすぐ生えていて、歯ブラシでも清潔に保てている親知らずであれば、抜かずに経過観察で済むこともあります。「親知らず=必ず抜くもの」というわけではないので、まずはレントゲンやCTで状態を確認してから判断するのが正確です。
放置すると起こりうる、リアルな経過
抜いたほうがいいタイプの親知らずを放置した場合、よくある経過を順番に見ていきましょう。
① まず、隣の歯が虫歯・歯周病になりやすくなる
親知らずは口の一番奥にあるため、生え方が悪いとどうしても歯ブラシが届きにくくなります。汚れが溜まったままになると、親知らず自身だけでなく、すぐ隣にある歯(第二大臼歯)まで虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
② 歯ぐきの炎症から、急な腫れ・痛みにつながることがある
親知らずの周りの歯ぐきに汚れが溜まり続けると、炎症を起こして急に腫れたり、強い痛みが出たりすることがあります。多くの方が「親知らずが痛い」と感じて来院されるのは、この段階です。しかも、こうした症状は落ち着いている時期と腫れる時期を繰り返しながら、徐々に悪化していく傾向があります。
③ さらに進行すると、ただの虫歯とは違う深刻な炎症に広がることもある
炎症が骨や周囲の組織まで広がってしまうと、歯槽骨炎・顎骨骨髄炎・蜂窩織炎(ほうかしきえん)・歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)といった「歯性感染症」と呼ばれる状態につながることがあります。これらは虫歯とは比較にならないほど深刻な炎症反応を引き起こすことがあり、早期の治療が大切になります。
④ 症状がなくても、嚢胞や腫瘍が隠れているケースもある
親知らずの周囲にできる嚢胞(のうほう)や腫瘍は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。レントゲン撮影をした際に偶然見つかることも珍しくなく、「痛くないから問題ない」とは言い切れない部分でもあります。
なぜ「忙しいから後で」が一番危ないのか
ここが今回一番お伝えしたいポイントです。
親知らずの痛みや腫れは、本人の都合とは関係なく、忙しい時期や大事な予定の前に限って急に出ることが少なくありません。そして、悪化してから治療を始めると、炎症が落ち着くまで先に抗生物質での治療が必要になったり、抜歯そのものの難易度が上がったりして、結果的にトータルでの通院期間や負担が大きくなってしまうケースもあります。
つまり「症状が軽いうちに、落ち着いて治療する」ほうが、長い目で見れば時間も体への負担も少なく済むことが多いのです。
忙しい方が、現実的にできること
- まずは検査だけでも受けて、自分の親知らずが「抜いたほうがいいタイプ」かどうかを知っておく
- 抜く必要がある場合は、症状が出る前の落ち着いたタイミングで計画的に予定を組む
- 通いやすい曜日・時間帯で診療している医院を選ぶ
当院は、東武東上線・ときわ台駅から徒歩3分とアクセスが良く、土曜日も診療しております(休診日:水曜日・木曜日・祝日)。平日に時間が取りにくい方でも、通院しやすい環境を整えています。
当院の親知らず治療について
南ときわ台歯科では、歯科用CTを活用して顎の骨や神経・血管の位置を三次元的に確認した上で、親知らずの抜歯を行っています。周囲の血管や神経を傷つけないように配慮しながら、術後の痛みや腫れをできるだけ抑える方法で対応していますので、「抜歯が怖い」「腫れるのが不安」という方も、まずは検査だけでもご相談いただけます。
まとめ
親知らずは、必ずしも全員が抜く必要があるわけではありませんが、生え方や状態によっては、放置することで隣の歯への悪影響や、急な腫れ・痛み、さらには深刻な炎症につながることもあります。「忙しいから後で」という選択は理解できる一方で、症状が出るタイミングは選べないというのも事実です。
まずは現状を知ることから始めてみませんか。レントゲンやCTでの検査だけでも、今後の見通しが立てやすくなります。
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