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2026/08/20その他歯ぎしり・食いしばりは「寝ている間だけ」ではない——放置すると歯が割れる本当の理由
「歯ぎしり」と聞くと、多くの人が「寝ている間に音が鳴るもの」というイメージを持っています。しかし実際には、日中に無意識で歯を食いしばっている人の方が圧倒的に多いことをご存知でしょうか。
しかも歯ぎしり・食いしばりは、単なる癖では済まされないほど強い力が歯や顎にかかっており、放置すると歯が欠けたり割れたりする原因になります。この記事では、意外と知られていない歯ぎしり・食いしばりの実態と、治療の選択肢について解説します。
事実1:食いしばりの力は、体重と同じくらいの負荷がかかる
通常、食事で噛むときにかかる力は数十kg程度ですが、就寝中の歯ぎしりでは、これを大きく上回る力が歯にかかることがあると報告されています。この力が毎晩数時間にわたって歯にかかり続けることで、歯や顎関節、歯を支える骨に少しずつダメージが蓄積していきます。
事実2:「音が鳴らない歯ぎしり」が最も見逃されやすい
歯ぎしりというと「ギリギリ」という音を思い浮かべる方が多いですが、実は上下の歯を強く噛みしめるだけで音が鳴らない「クレンチング(食いしばり)」タイプも非常に多く存在します。
このタイプは家族やパートナーにも気づかれにくいため、本人が自覚しないまま何年も歯や顎に負担をかけ続けているケースが少なくありません。
事実3:日中の「無意識の食いしばり」が原因になっていることも多い
歯ぎしり・食いしばりは睡眠中だけの現象と思われがちですが、実際にはデスクワーク中や集中しているとき、スマートフォンを見ているときなど、日中の無意識な食いしばりも大きな要因です。
本来、上下の歯は「安静時にはわずかに離れている」のが自然な状態です。ところが日常的にストレスや集中状態が続くと、歯が接触したままの時間が長くなり、これが顎や歯への負担につながります。
放置するとどうなるか
歯ぎしり・食いしばりを放置すると、以下のような症状につながることがあります。
- 歯のすり減り、欠け、ひびによる知覚過敏
- 詰め物・被せ物の破損や脱落
- 顎関節症による開口障害や顎の痛み
- 慢性的な肩こりや頭痛
- 歯を支える骨(歯槽骨)の吸収による歯周病の悪化
特に歯のすり減りやひびは、痛みが出るころにはすでに神経近くまで進行していることも多く、早期の対応が重要です。
主な治療の選択肢
マウスピース(ナイトガード) 就寝時に装着することで、歯にかかる力を分散し、すり減りや破損を防ぎます。保険適用で作製できる場合が多く、最も基本的な対応法です。
咬み合わせの調整 噛み合わせに偏りがあると、特定の歯に力が集中しやすくなります。バランスを整えることで、負担を分散させます。
生活習慣・姿勢の見直し 日中の食いしばりについては、意識的に「上下の歯を離す」習慣づけや、ストレス・姿勢の改善も有効なアプローチとされています。
まとめ
- 歯ぎしり・食いしばりは、体重に匹敵する力が歯にかかり続ける負担の大きい状態
- 音が鳴らない「食いしばりタイプ」は本人も気づきにくい
- 日中の無意識な食いしばりも大きな原因になっている
- 放置すると歯の破損や顎関節症、歯周病の悪化につながる
- マウスピースをはじめ、噛み合わせ調整など複数の治療選択肢がある
「朝起きると顎がだるい」「詰め物がよく取れる」「肩こりが慢性的に続いている」——こうした心当たりがある方は、歯ぎしり・食いしばりが関係している可能性があります。気になる症状がある場合は、早めに歯科での検査をおすすめします。
南ときわ台歯科では、歯ぎしり・食いしばりによる歯や顎への負担を検査し、マウスピース作製や噛み合わせ調整など、症状に合わせた治療をご提案しています。心当たりのある方はお気軽にご相談ください。
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